母との距離
私は差別主義者の母と闘っています。
正確にいうと、私の脳内の母の差別主義と闘っています。
私の脳内の母は、私が生まれてから37年間接してきた母の残像で出来ているので、実際の母ではありません。
しかし、実際の母が何気なく放った言葉が、私を苦しめるのです。
自閉症の長男を持った私に母が、
「投げやりになってないかい?」
といってきました。
がんばり過ぎて倒れた人にいう言葉でしょうか。
療育に疲れて次男の世話もあるため、療育の母子通園をセーブしたらこれです。正直今の私は負けそうで、本当のことだったのでくやしかった。
今までしてきたことをまったく認められてない。
心の底では、知的障害者を差別している母に、私は信用されていないのです。
母は療育をがんばれば健常者になれると思っています。
なぜ休むのか、理解出来ないのだろうと思います。
「私がいろいろいうのはあなたの幸せを思っているからよ。それだけはわかって」と母は最後に言いました。
それを言えば、何を言ってもいいのでしょうか。
人の気持ちを逆なでしていることに気づかない。
だったら黙っていてほしいです。
長男は死ぬまで手がかかるから、今から頑張りすぎると潰れます。
健常者になるのを今から諦めてはいけませんか。
母親は希望を持ってキラキラ療育に励まないといけないんですか。